つぼみの栄養、茎の甘さ旬の味を堪能しよう
ナバナとは、食用とする黄色い花が咲き、アブラナ科のつぼみの総称のことです。コマツナ、ミズナ、白菜、チンゲンサイなどのつぼみも含まれます。一般的に流通しているものは、鑑賞用の菜の花が食用として品種改良されたものです。開花前のつぼみに葉や茎をつけて切り、束ねて出荷されます。一年中出回っているが、旬はやはり早春です。野菜宅配セットの中にはあまり、含まれていない野菜かもしれません。
ナバナは成長すると菜種油の原料にもなり、世界各地で栽培されていますが、現在、日本にあるナバナ畑のほとんどは観賞用と食用です。柔らかいナバナのつぼみには、成長するためのもとを備えているため、栄養が非常に豊富です。また、独特のほろ苦さと香りがありますが、茎の部分には甘味が凝縮されています。
カテロンやビタミンCを多く含み、抗酸化作用が期待できるほか、食物繊維も多いです。ビタミンCはほうれん草の約4倍と野菜のなかでもトップクラスです。カリウムはモロヘイヤ、カルシウムはコマツナと同じぐらい含まれています。