おいしさと栄養で選ぶグリーン、白、紫
アスパラガスは枝葉が出る前の栄養が詰まった若い茎を食用とします。日本には、18世紀後半に観賞用の植物として伝わり、野菜としての栽培は、1871年に北海道で始まりました。
市場に出回っているのは、日光を当てて育てた「グリーン」、発芽した後、盛り土をして日光を当てずに栽培した「ホワイト」、細いサイズのグリーンの先端をカットした「ミニ」、ポリフェノールが豊富で濃紫いろの「パープル」の4種類があります。
かつてはホワイトが主流でしたが、近年は栄養価や味が優れていることからグリーンがしゅりゅうです。グリーンは、カロテン・ビタミンCをバランスよく含んでおる、穂先に豊富に含まれているアミノ酸の一種でもあるパラギン酸は、エネルギー代謝を促進し、疲労回復に効果的です。さらに血液を作りだす葉酸も含まれるので、貧血気味の人は積極的の取り入れましょう。
ホワイトの栄養価は、グリーンに及びませんが、特有の甘みとほろ苦さがあり、料理の幅が広いため、世界中で広く親しまれています。