クレオパトラも食べた美容に抜群のハーブ
ルッコラはサラダ用に若い葉を使うベビーリーフの一種として、近年人気の出てきたハーブの一種です。独特のゴマに似た香りと少しの辛味を持ち、成長するほど苦味が強くなります。
惚れ薬効果があると信じられ、ローマ帝国時代から栽培されたと言われますが、一般的に普及したのは1990年代からです。日本へはイタリア料理とともに紹介され、イタリア名のルッコラの名で親しまれています。
水耕栽培のものが主流ですが、秋冬は露地ものが出回ります。通常は十数センチメートルの長さしかありませんが、この季節だけホウレンソウ並みに大きく育った香りの強いものが手に入ります。水耕栽培と露地ものは、好みや、料理の種類によって使い分けるとよいでしょう。
栄養面では、ホウレンソウの4倍のビタミンCやピーマンの30倍ものカルシウム、モロヘイヤに並ぶ鉄など、美容にいい栄養素を含みます。古代エジプトではクレオパトラが美容のために食べていたと言われています。