苦味が胃液成分を促進、ビタミンCもたっぷりのゴーヤ
ゴーヤは、沖縄料理のゴーヤチャンプルでよく知られ、今や全国区の存在です。
一般的な食用されているゴツゴツした見た目のものは、未熟なうちに収穫した実の部分です。完熟状態を食べるトマトなどと違い、あくまで未熟なうちが食べ頃であることが特徴です。一般に流通しているのは中長ゴーヤという、量産のために品種改良したものです。原産はインドや東南アジアで、沖縄や宮崎、鹿児島、群馬などでも栽培されています。
旬は6~10月上旬で、特徴はなんといっても独特の苦みです。モモルデシン成分で、胃液の分泌を促進して食欲を増進させるだけでなく、肝機能を高め、血糖値を下げる効果があります。またビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなども豊富に含まれています。特にたっぷり含まれているビタミンCは加熱しても壊れにくく、豆腐や豚肉との相性がよく、炒め物や酢の物ジュースなどさまざまに調理できます。