冬が旬の免疫力を高めてくれる、美味しいアブラナ科の緑黄色野菜
ブロッコリーは地中海から大西洋岸を原産地とする野菜で、キャベツの変種として分類されています。未成熟のつぼみと茎が食べられる箇所になります。イタリアで食用として広がり、日本へ伝わったのは江戸時代後期から明治にかけてと言われていますが、戦後に本格的に食べられるようになりました。現在は、栄養価の高いことから家庭でも多く食べられるようになりました。ブロッコリーは茹でると甘味が引き立ち、食感がとても特徴的です。
食用とされるつぼみ部分は花雷(からい)と呼ばれており、一般的なブロッコリーでは深い緑色をしています。ただ、近年においてはオレンジ、紫、赤などといったカラフルな品種も多くなっています。紫色のブロッコリーは、茹でることで緑に変色する場合もあります。他にも茎部分が異様に長いなどの品種もちらほら見かけるようになっています。
ブロッコリーはカロテンをはじめとして、ビタミンCなども多く含まれています。特にビタミンCはキャベツの4~5倍以上の含有量になり、栄養価が大変高いのが特徴です。ビタミン類はその他にも、A類・E類なども含んでおり、これらが同時に体内に摂取されることで抗酸化力を高める効果を発揮します。また、ブロッコリーのスルファラファンという含有成分にも抗酸化作用があります。