独特の辛味と香りが料理に薬味に欠かせない
ショウガは、もともと3世紀以前に中国から伝えられたと言われる香味野菜です。主に食用としているのは肥大した地下茎部分で、特に有効な栄養成分は含まれていませんが、香りと辛味に薬効が高くなっています。独特の辛味は、その成分のジンロゲンとショウガオールによるものです。ジンロゲンは血行を促進し発汗を促すため、身体を温め代謝を高めてくれます。そのため風邪や冷え症、生理痛に効果的です。そして、ショウガオールは非常に抗酸化作用が強く、抗がん性があると言われています。
独特の食絵欲をそそる香りがゆじぇに香辛料としても幅広く用いられていますが、香りの元となるのは、ベレンやシトロネラールという成分です。これらには消臭作用や解毒作用があります。
根ショウガは新しく伸びた塊茎で、葉ショウガ、または谷中ショウガと言います。日本では、生ショウガ、ヨーロッパでは塊茎を乾燥し粗挽きしたものを使います。